9784575843118

「お前たちに復讐する! 私と同じ地獄を味わわせてやるッ!」
暴行・恐喝・脅迫・集団無視、そして——…強姦。
藤沢彩菜は、自分をいじめたクラスメイトたちに復讐することを心に決めます。
全員を狩るまでは、復讐は終わらない——彩菜の復讐はもう誰にも止められません。

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クラスメイト全員が標的

主人公である滝沢彩菜は、クラスメイトたちからいじめを受けていました。

一部の女子による無視から始まったいじめ。
やがてクラス中に広がっていき、どんどんエスカレートをしていきます。

机の落書きや、殴る蹴るの暴行。かつあげ。
太ももに画びょうを刺されたり、たばこの火を押し付けられたり。

ついには数人の男子から強姦をされるまでになります。

彩菜はいつからか、地獄のような日々を諦めて過ごしていました。

恐怖を感じることも、痛みを覚えることも。
そして、嫌な時間もおとなしくしていれば早く過ぎ去るということを理解したのです。

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ある朝、彩菜は通学途中に事故にあいます。

でもこれは、事故などではありませんでした。
誰かが彩菜の背中を押して、車道に突き飛ばしたのです。

とっさに振り向いた彩菜は、同じ学校の制服だということに気付きます。

自分だけがなぜこんな目にあわなくてはならないのか。
答えが見つからずにいた彩菜。

入院中に、くもの巣にかかった蜂を見てようやく悟ります。
理由なんてなくて、網にかかったのがたまたま自分だっただけだということに。

捕らわれた蜂は、彩菜の目の前でくもに毒針を刺して命がけの反撃をします。

そして、彩菜は決めるのです。

いじめをする奴も、笑って見ている奴も、見て見ぬフリをしている奴も。
クラスメイト全員に復讐をする——自分と同じ地獄を味わわせてやる、と。

クラスメイトを背に、正面を睨み付ける彩菜の表情がぞっとします。
これからはじまる復讐劇のすさまじさを物語っているかのようです。

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加速していく復讐劇

彩菜は2ヵ月かけてクラスメイトを調べ上げ、それぞれに合った復讐計画を立てました。
全員を狩るまで復讐は終わらない、と自身に念じるのです。

そんな復讐計画の1人目は、瀬尾優斗。

彼は自他ともに認める美形で、複数の女の子と付き合う優男でした。
しかし、内面はどうしようもなく卑劣で、クズのような男だったのです。

優斗は以前、相談にのる振りをして彩菜を部屋に連れ込み、無理やり犯しました。

優男を気取った顔の裏で、女なんて連れ込んでしまえばどうにでもなる、と考えています。
その優斗が付き合っている彼女の1人が、池田沙知です。

学年問わず人気のある女子で、不良グループの一員である越智一真のお気に入りでした。

そのため優斗は2人の関係を秘密にしていましたが、彩菜にばらされてしまいます。
逆上した一真によって、優斗は顔が腫れあがるまで殴られて精神的にズタズタにされます。

1人目の復讐、完了です。

個人的には、優斗のしたことを考えたらもっとひどい復讐でもよかったと思います。
自慢の顔に一生消えない傷が残るくらいのことをしても、バチはあたらないのでは、と。

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でも物語ははじまったばかり。
今後エスカレートしていくであろう復讐劇の、序章としてはよかったのかもしれません。

復讐がすすむうちに、物語は彩菜の予想を超えた展開を見せるようになります。
握っていたはずの手綱がいつの間にか手を離れて、暴走をはじめるのです。

やがて、死者もでるように——…。
ニュースでも騒がれる事態に、彩菜は動揺しつつも復讐は止めません。

このあたりは、すさまじい執念を感じますね。
クラスメイト全員を狩るまで復讐は終わらない。
彩菜の信念がブレなくて、爽快感よりも背筋がひんやりとする恐怖を覚えます。

やがて彩菜だけでなく、クラスメイトたちの心も壊れていきます。
あやうい日々の中に、それぞれの抱える秘密と黒幕の影がちらつきはじめます。

彩菜にいじめを仕向け、彼女を殺そうとしたのは誰なのか?

転げ落ちるように加速する復讐劇に、読み進める手が止まりません!

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