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ゲームで負けた相手を奴隷にできる≪SCM≫
ある人は偶然、ある人は確かな目的のために——…その器具を手に入れます。
どんな方法でも勝ちさえすればいい世界で、めまぐるしく変化する主人と奴隷の関係。
≪SCM≫とはなんなのか? 最後に笑うのは誰なのか?
24人の主人公によるバトルロワイヤルが始まります。

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他人を奴隷にできる器具

≪SCM≫はゲームの勝者が敗者を奴隷にできるという、謎の器具です。
ネット上で購入することができ、取り扱い説明書もついています。

歯の裏に装着するこの器具は、見た目は入れ歯に似ています。
これによって、どうして他人を奴隷にできるのでしょうか?

それは、「責任感」だと説明されています。

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「人は責任を感じた分だけ、責任をまっとうしようとします。
そしてこの≪SCM≫は特殊な仕組みにより、責任感を増幅させる器具です」

仕組みはよくわかりませんが、すごい装置ですね。
責任感が他人に降伏する要因になり得るというのも、とても面白い設定だと思います。

≪SCM≫の使用方法は、至ってシンプルです。

SCMをつけた者同士で勝負をし、勝者が「主人」に敗者が「奴隷」になるのです。
この際の勝負方法はどんなものでも構わないようです。

この奴隷制度ですが、奴隷となった場合に解放される方法はたった2つしかありません。

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1つは、24時間以上≪SCM≫を外しておく方法。
ただ、これをすることで脳に障害を受ける可能性があるようです。
説明書に具体的に書かれていないので、どのような状態になってしまうかはわかりません。

2つ目は、奴隷の主人が「解放」を宣言するという方法。
これもおそらく難しいと思われます。
せっかく手に入れた奴隷を手放す主人は、多くないでしょうから。

使ってみなければ、真価のわからない≪SCM≫

リスクをなくすために大田ユウガが頼ったのが、1話の主人公・荒川エイアでした。
彼らはひょんなことから出会ったばかりでしたが、パートナーとなります。

エイアはずっと、冷めた自分が熱くなれる「なにか」を探していました。
それはきっと、ユウガも同じだったのでしょうね。

似たもの同士の2人だからこそ、惹かれあったのだと思います。
こうしてたくさんの謎をはらんだまま、物語はゆっくりと幕を開けます。

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24人の主人公

この『奴隷区』というマンガには、決まった主人公はいません。

24人の登場人物が、時に主人公となり時に脇役となって物語を進めていきます。
その人物が、どんな目的を持って≪SCM≫を使うのかがわかるのでとても面白いです。

2話目の主人公・杉並ルシエは明確な目的を持って、≪SCM≫を手に入れました。

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彼女は以前、出会い系で知り合った目黒マサカズにレイプされた経験がありました。
自分が味わった屈辱を、同じように味わわせてやりたい。
復讐の手段を探しているときに、ネットでこの奴隷にさせられる器具を知ったのです。

この≪SCM≫のいい点は、「天才的な頭脳」も「超人的な肉体」もいらないところですね。

どんな方法でも勝てばいいのだから、自分に有利な勝負に持ち込めばいいのです。
まさに老若男女、だれでも主人になれる可能性があるのです。

ルシエはちょっとした言葉のトリックで、目黒に勝利することができました。
そうして、彼女は目黒の精神に打撃を与えるような、復讐を成し遂げたのでした。

この主従関係ですが、とてもめまぐるしく展開をしていきます。

主人になっても、あっという間にほかの≪SCM≫所有者の奴隷にされることもあります。
主人で居続けるためには、
この器具の仕組みを理解して、自分にとって有利な条件で勝ち続けなければなりません。

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物語には、≪SCM≫を使った人体実験を行うサイトも登場します。
「春のジャマイカ」と名乗る人物が運営するこのサイトが、
謎の多い器具の仕組みや、奴隷の心理を知る大きなヒントとなっています。

「奴隷は3ヵ月経つと、主人に身も心も捧げるようになる」

この実験結果を知って、≪SCM≫を所有したい人物も現れるようになります。
24人それぞれが、違う形で器具を手に入れて、違う目的のためにゲームを続けていきます。

人間の心理と欲望が渦巻く展開に、目が離せません。

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