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広告デザイナーの羽村澪は、泥酔したはずみで同期の長瀬と体の関係を持ってしまいます。
でも澪にはひそかにずっと、憧れを抱いている人が。
「こんな相性いいカラダ、手放すわけねーだろ」
<オレ様>長瀬に体を支配されて、<憧れの君>神谷に心を引き寄せられて。
ふたりのあいだで、揺れ動く澪が選ぶのは——…?

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ふたりの格好いい男

同期の長瀬は、澪と同じ広告デザイナー。
格好良くて、仕事もずば抜けてできるのに、同性にも好かれるという完璧ぶり。

澪ははじめ、彼のことをうさんくさい男だと思っていました。

あまりに完璧だから裏があるのだろう、と極力関わらないようにしていました。
ところがある日、長瀬から飲みに誘われます。
あっさりと断る澪に興味を惹かれた長瀬は、本性をあらわにするのです。

彼はそう、オレ様な性格の持ち主だったのです。

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その後も強引に飲みに連れて行かれますが、
お酒好きで食の好みも合う長瀬とはいい飲み仲間に。

澪の憧れる神谷は、取引先である広告代理店の担当者です。

澪より2つ年上の彼は、落ち着いててきぱきと仕事をするタイプです。
そんな神谷に、澪は信頼と安心感を覚えています。

神谷は長瀬とちがって、澪のことをとても気遣ってくれます。

澪の仕事が立て込んでいて疲れているのを察して連絡を控えてくれたり、
澪の後輩がうっかり取引先と合コンのセッティングをしてしまった時に初対面のふりをしてくれたり。

細かいところに気が付いてくれて、フォローを入れてくれるまさに憧れの君なのです。

澪が選べないのも無理はないですよね!
というよりも、どちらかを選ばずにしばらくこの状況を楽しんでいたいです、私なら。

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揺れる恋心

<オレ様>長瀬と、<憧れの君>神谷のあいだで、
澪は身体と心がちりぢりになっていってしまうような切なさに苦しみます。

長瀬とは、はずみで関係を持ってしまった日以来、何度も身体を重ねてしまいます。
強引な長瀬に押し切られるかたちなのですが、澪の身体は反応してしまうのです。

長瀬のキスが、愛撫が、すべてが気持ちよくてたまらないのです。

もともと「セックスなんて嫌い」と言っていた澪でしたが、
泥酔した日にした長瀬とのキスには「きもち、いー」と恍惚の表情。
この澪の反応に、長瀬の理性も吹き飛んでしまったのでしょうね。

「好きなのは、アンタじゃない!」と拒否しようとする澪に、
「逃がさねーよ。こんな相性いいカラダ、手放すわけないだろ」と長瀬は笑います。

意地の悪い、笑い方。

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抗うことなんてできない、と思わせる表情に澪はドキッとしてしまいます。
そして2人は誰にも言えない、身体だけの関係を続けていくことになるのです。

一見、身体だけが目当てに見える長瀬。
実際に澪はおもちゃにされているだけだと思っているようですが、ちょっと違うようなんですよね。

澪の手料理でお酒を楽しんだり、なにもしないで朝まで澪を抱きしめて眠ったり。
澪が仕事でいっぱいいっぱいの時には、料理を作ってグチを吐き出させてくれたり。

まるで恋人にするように、澪に接しているのです。
長瀬は本当に身体だけの関係を求めているのでしょうか?
澪を見つめる目に愛情が溢れているように見えるのは、気のせいなのでしょうか?

一方の神谷は、2人の関係など気付かないまま澪にアプローチをしてきます。

はじめて飲みに行った日も、
澪に気を遣わせないように「プライベートってことで楽しく飲みましょう」と一言。
この細やかに気が付くところが、大人の男という感じでステキですね。

そうかと思えば、こんな一面もあるのです。

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飲んでいる最中ぼーっとしていた澪に、「今なに考えてるの?」と厳しい表情で問います。
でもこれは「自分との会話がつまらないのではないか、誰かほかの人のことを考えてるのでは?」という不安から、つい口に出してしまった言葉だったのです。
嫉妬のようなもの、と神谷もバツが悪そうに言います。

こどもっぽい反応に、澪も思わずクスリ。

好きな人の意外な一面が知れると、愛しい気持ちが増しますよね。
でも同時に、長瀬との関係を思い出して後ろめたくも思うのです。

神谷さんには絶対に知られたくない。

神谷と近づけば近づくほど、罪悪感に逃げ出したくなってしまう澪の心。
好きじゃないはずなのに、心地よさを感じてしまう長瀬との関係。

3人のこれからに目が離せません。

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