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名前を必要ともされない、ただ性を売るだけの存在。
誰かに必要とされたいと望み、性の中でそれを得ようともがくAV女優たち。
AV業界に生きる彼女たちは、やがて自身の闇にのまれて精神を崩壊させていきます。
女たちは絶望の向こうになにを見るのでしょうか…。

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実話ならではのリアリティ

「名前のない女たち」はライターである中村淳彦さんが、
AV女優たちにインタビューをするという人気企画を書籍化したノンフィクションです。

それをつかさき有先生がマンガ化したものが、
前作の「名前のない女たち」と今作の「名前のない女たちその後」です。

少女漫画らしいかわいい絵とは対照的に、AV女優のリアルで暗い現実を描いています。

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一話ではかつて人妻系として人気を博した、元AV女優・栗原さやかが主人公です。
その優れた容姿で男たちを魅了していましたが、クスリが原因で事務所を解雇されます。

それからは風俗店などで性を売る生活。
ストレスから過食と飲酒を繰り返して醜く太っていきます。
当然需要がなくなり、ついには出会い喫茶で1万5千円で売春をするように。

そんな時に、彼女に声をかける男性が現れます。

ずっと一緒にいてくれて、彼女の面倒を見てくれる優しい男性。
ささやかな幸せを手に入れたはずでしたが…。

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オムニバス形式なので何人かの女性が登場するのですが、誰も幸せではありません。
みんな誰かに必要とされたいと思っているのに、うまくいかずに心を病んでいくのです。

ある人は自殺をし、ある人は性を売る世界でどんどん転落をしていき…。

フィクションのような大団円が待っているわけではありません。
不幸せな生い立ちと、すさんだ現状と、その先には絶望が待っているという救いのない現実。

AV女優の現実とはこんなに過酷なのか、と思い知らされます。

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AV業界という闇

AV女優というと、体を売って楽にお金を稼いでいると思っていませんか?

たしかにそうかもしれません。

数時間の撮影で、OLの日給よりもはるかに多い金額は稼げます。
でも体を売るというリスクの割には得るお金は少なく、代償だけは大きいことが現状です。

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AVの世界には、3種類の女優がいます。

<単体女優>
1本の出演料が50〜250万円。
一般的にも広く名前が知れている、売れっ子の女優です。

<企画単体女優>
1本の出演料が10〜80万円。
単体女優よりも劣るものの、ハードな内容もこなせるので活躍する場も多いそうです。

<企画女優>
1本の出演料が3万円〜10万円。
1人では使えないのでその他大勢と売り出すことで成り立ちます。
AV女優の80〜90%がこれに当たります。

マンガで出てくるのはこの企画女優たちなんですね。

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AVに出演しながら、風俗店でバイトをする女の子も少なくありません。
なぜあまりお金にならないのに、彼女たちは体を売るのでしょうか?

多くのAV女優たちは恵まれない環境で育っていることが多いようです。
幼い頃に愛情をもらえなかったことから、いつも満たされない気持ちを抱えています。
性を売ることで、自分を必要とされていると感じることができるようです。

ただ悲しいのは、働けば働くほど、その満たされない気持ちが大きくなっていくのです。

AV女優は長く続けられるものではありません。
若さを失うと比例して、出演料は下がっていき、需要もなくなっていきます。

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彼女たちが拠り所としている場所は、どんどん少なくなっていきます。

でも一度AV女優として甘い蜜を吸っている彼女たちは、普通の人生には戻れません。
転落するとわかっていて、絶望の中へ深く深く足を踏み入れていってしまいます。

AV女優は今や供給過多となっていて、出演料は下がっていくばかりです。
それでもAVデビューを希望する女性が後を絶たないのは、こうした女優たちのその後の人生を知らないからかもしれません。

原作者である中村淳彦さんは、
「もうAV女優に会いたくない」と思うほど、彼女たちの闇に引きずり込まれていきます。
この先には絶望しかない。だから、自分は沈みゆく船から降りて逃げ出したい、と。

彼女たちの話を聞いて心を知っても、救うことなどできないのです。

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