9784403664199

実写映画化もした「セブンデイズ」や「花のみぞ知る」でお馴染の宝井理人先生が繊細なタッチで描く無愛想なカウンセラー×潔癖症の社長秘書のお話。現在は4巻まで出ています。
個人的には表紙と中身が違和感なく、するりと入っていける貴重な漫画家さんの一人です。
BLは特に表紙買いをすると中身との絵とのギャップがあったりするのですが、宝井先生に関しては全く違和感がない。そしてお話の構成や魅せ方もとても好みです。

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テンカウントのあらすじ

社長秘書である城谷忠臣は、「この世にあるものは全て汚い」、それは「他人が居る空気」すらもそう感じてしまう程の極度の潔癖症。

手袋をしていなければ物には触れず、手は消毒や手洗いが多いせいであかぎれも酷い。しかし息苦しいと感じていても死にはしないのでそれでいいと思いながら今まで生きてきた。

そんな時、会社の社長が城谷の目の前で事故に遭う。
幸い軽い骨折程度で済んだものの、手を伸ばせば怪我を防げたかもしれないのにそれが出来なかった。

社長を助けたのは通りすがりの無愛想なカウンセラー、黒瀬陸。
助けてくれたお礼をしたいとういう社長の申し出を拒否し帰ろうとする黒瀬を追い、城谷は追いかける。

エレベーターの前で呼びとめた黒瀬に「あんた、潔癖症ですか?」と見破られ、城谷は図星を突かれて動揺の末に「他人のあなたにそんなこと関係ない!」と声を荒げてしまう。
しかし黒瀬に「早めに治療すれば――」と聞かされた事がずっと心に残ったまま、城谷は「息をするのが楽になる?」と考え、仕事が休みの日に病院へと赴く。

が、いきなり心療内科はハードルが高く、予約もしていないからと入る勇気が出ずに外でどうしようかとうろうろとしながら考えていると、そこにはあの無愛想なカウンセラー、黒瀬が現れる。

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彼の正体がカウンセラーだと知って、城谷は黒瀬に誘われるままに喫茶店に入る事に。潔癖症の程度、自覚はいつからか、自力で治そうと考えた事は有るか、などと黒瀬に訊かれ、それに答えていく城谷。

そして黒瀬は城谷に、メモ帳に1~10の番号を振らせ「少し努力すれば出来る」と思う事を1から順番に書かせていく。
城谷は言われた通りに1から順番に書いていくが最後の10番目だけが空欄のまま。

城谷に書かせたこの番号を上から順番に黒瀬と共に行っていく「曝露反応妨害法」を実践する事に。
しかし出会って間もない城谷に、しかも時間外なので診察料も発生しないのにも関わらずどうしてここまでしてくれるのか、と黒瀬に問う城谷に彼は「あなたがいつかその10の欄を記入してくれたら教えてあげます」と告げる。

それから二人は10項目を1ずつクリアする療法を進めていきます。進めるうちに城谷は黒瀬に惹かれていくが――。

主人公であり受けである城谷が潔癖症であるがゆえに、誰にも触られたくないし誰かに触られるのも厭。であるのに、攻めである黒谷には徐々にではあるけれど慣れていくというのがまさに「特別」感があってとてもいいですね。

これから二人がどうなっていくのか、潔癖症となってしまった原因はなんなのか、城谷は潔癖症を克服できるのか、そして空欄の10に入るものとは――?
今後の展開が見逃せない「テンカウント」を是非読んでみてください。

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