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コミックスは全18巻までが刊行されており、アニメやOVAそして舞台化もなされました。物語の外伝として、パレット文庫から小説版が全13巻まで刊行されています。

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ふしぎ遊戯のあらすじ

中学3年の夕城美朱(ゆうき みあか)は、図書館で見付けた本“四神天地書”により、古代中国にも似た異世界へと吸い込まれてしまいます。

元の世界に帰れなくなってしまった美朱は、皇帝であり朱雀七星士の一人・星宿(ほとほり)が治める紅南国を守るため朱雀の巫女となるのです。
そして額に“鬼”の文字を持つもう一人の朱雀七星士・鬼宿(たまほめ)と共に、残りの朱雀七星士や現実世界に帰る方法を探すのでした。

太極山の仙人である太一君や友人の本郷唯のお陰で、美朱は現実世界へと帰ることが出来ました。
ですが今度は、美朱を救った唯が四神天地書に吸い込まれてしまったのです。唯を助けるため、そして鬼宿への思いを募らせていた美朱は、兄・奎介(けいすけ)の制止を振り切り再び本へと戻るのでした。

一方その頃。美朱と入れ替わりで四正国の倶東国へと辿り着いた唯は、その際暴漢に襲われていた時に青龍七星士・心宿(なかご)により救われます。ですが自身が汚されてしまったこと(心宿の虚偽)で、唯は美朱への憎しみを募らせ、心宿に操られるままに青龍の巫女へとなってしまいました。

朱雀と青龍両陣の七星士が揃い、互いに命を賭しながら戦います。
そして玄武と白虎の神座宝を集めた唯により、とうとう“青龍”が呼び出されたことで3つの願いが叶えられてしまうのでした。

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ふしぎ遊戯のネタバレ

この「ふしぎ遊戯」は全18巻でありながら、大変複雑な物語となっています。

まず登場人物が大変多いのです。今作中にて登場する“七星士”は朱雀・青龍ともに居るので14人。
彼らの関係者及び家族、前代の巫女や彼女等に使える他の七星士、そして七星士には“本名”も有るので最初は少しごっちゃごちゃしてしまうかもしれません。

また作品内で美朱や唯は本の世界と現実世界を行ったり来たりをしながら、現実世界で過去“四神天地書”に関わっていた少女たちを探しもしているのです。
異世界だけで“完結”させず現実世界とも深くリンクしながらお話が進んで行くため、「ふしぎ遊戯」の物語は裾のがどんどんと広がり、結果として続きがとても気になるおもしろい作品になったのではないでしょうか。

そして美朱や鬼宿に続く、もう一人のメインキャラとも呼べる心宿。彼の存在は作品にとっても大きなスパイスになっていたと思い
ます。幼い頃より金髪碧眼の彼は迫害され、ある日暴漢に襲われた折に七星士の力に開眼。

ですが強大すぎた力で母親をも殺してしまいます。その後は倶東国皇帝に弄ばれ、彼は世界を憎むようになってしまうのでした。
ですが自身と似た境遇の女性、同じ青龍七星士であり自分を庇って死んだ房宿には心を許していたようです。
現実世界で心宿は鬼宿に最後の戦いを挑み死んでしまいましたが、いまわの際には母と房宿の姿を思い出していました。

それぞれの巫女を守り、神獣を呼び出すために存在する“七星士”ではありますが、彼らにも自分の使命以外のもっと大切なものを守り続いていたのでしょう。

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ふしぎ遊戯の感想

このお話の中で朱雀の巫女である美朱は、「朱雀七星士」という7人の男性たちに守られます。
芸能人ばりに整った容姿の鬼宿を筆頭に、強く聡明な皇帝の星宿や、女装し女として星宿を愛しながら男の心は美朱を思う柳宿、仮面で素顔を隠し飄々とした言動で立ち振る舞う井宿などなど。皆が一様に個性的かつ魅力的な男性ばかりで、そして美朱に対しそれぞれが色々な形で思いを寄せながら大事にしてくれるのです。

……あれっ? これって何かに似ていませんか。

そう、ゲームをしなかった女性たちを2000年頃からどんどんと引き込んできた、いわゆる「乙女ゲーム」にそっくりなのです。
乙女ゲームの元祖とも言える「アンジェリーク」が発売されたのが1994年。ですが「ふしぎ遊戯」は1992年からすでに連載が開始されており、なんと2年も前に乙女ゲーム的要素の根本を成立させていたのは驚きです。

異世界に迷い込んでしまった美朱を通して朱雀七星士と出逢う、そんな思わずキュンとする旅を「ふしぎ遊戯」でしてみませんか。

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