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はじめての出会いは、大学の構内で。つぎに会ったのは、駅で。
名前も存在も知らなかったふたり——でも、恋は始まっていく。花のネックレスが縮めていくふたりの距離。戸惑いながら、ゆっくりと想いを通わせるふたりだったが…?

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花のみぞ知るのあらすじ

法学部に通う有川は、明るくて人懐っこい性格。
最近コンタクトの調子が悪く、視界がぼやけるのが悩みでした。

大学の構内を歩いているとき、彼は花を載せたトレーを落としてしまった学生を助けます。

これが御崎とのはじめての出会いでした。

御崎は農学部に通っているまじめで、人を寄せ付けない雰囲気のある青年でした。
黙々と花を拾い上げる彼の首に、女性ものの花のネックレスがあることに気付きます。

そして、ある雨の夕方にふたりはまた再会します。
肩がぶつかり、散らばってしまう御崎の荷物。その中にあの花のネックレスがありました。

この時点では、ふたりはお互いの名前も知らないままでした。

有川はまたまたコンタクトの調子が悪かったので、御崎の顔は見えていませんでした。
でも、無意識に印象に残っていたようで。
その日以来、夢の中に「花のネックレス」と「ミサキ」が出てきます。

そんな時、有川が御崎の研究室の手伝いをすることになります。

はじめは呼吸の合わなかったふたりですが、過ごす時間が増えるうちにお互いを意識をするようになっていき——…。

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花のみぞ知るのネタバレ

御崎のことが気になってしかたがない有川は、みんなの前でこんなことを言っちゃいます。

「俺、君のことが凄く好きなんだよ!」

御崎は突然のことにドン引きした様子です。
そりゃあ、そうですよね。公衆の面前での告白、しかも相手はよく知らない男なんですから。

有川は「御崎が夢に出てくるから気になってる」と伝えたかったようですが、言葉を足せば足すほど、変な感じに。
御崎には変なヤツと認識されて、警戒されてしまいます。

その後、ふたりは同じ研究室で過ごすこととなります。
一緒にいるうちにお互いのことを意識していくのですが、焦らされているのかと思うくらい恋愛には発展していきません。

有川は御崎への気持ちはあまり意識していないようで、彼女とも付き合いがあり…。
一方の御崎は、友達なんだから好きになってはいけない、と自分をセーブしています。

どうやら御崎には過去の恋愛のトラウマがあるようで、それが有川への気持ちに素直になれない原因みたいなんですね。

そんなふたりでしたが、御崎のトラウマを作った張本人・川端の登場でお互いへの気持ちをはっきりと意識することになっていきます。

「誰よりも一番、俺を好きになってよ」

まっすぐな目で言う有川。ふたりの想いが通じ合った瞬間は、思わずにやけてしまうくらいきゅんとするシーンでした。

花のみぞ知るはボーイズラブですが、エロは少なめです。
男同士の絡みをメインで見たい!という人には物足りないかもしれません。

でも、戸惑いながら距離を縮めていくふたりの関係にきゅんきゅんするのは間違いないので、ぜひ一度読んでもらいたいです。

ちなみに、最終巻の3巻ではなかなかのエロシーンが見られますので、お楽しみに。

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宝井先生の繊細な絵

この花のみぞ知るは、ストーリーが魅力なのは言うまでもないですが、作者の宝井先生の絵が美しくてより物語に惹きこまれてしまいます。

私が特に好きなのは、1巻の表紙なんですね。

河原に横たわる有川、かたわらに座っておずおずと覗き込む御崎。
青味がかった草のグラデーションが美しく、全体的に淡い色味がとても抒情的です。

なんとなく、匂い立つような色気があるんですよね。

表紙をめくっていくと、繊細なタッチで描かれたキャラクターたちがいます。
表紙が気に入って買ってみたら、中身はなにこれ?ということはありませんので、ご安心を。

宝井先生はマンガだけでなく、イラストの仕事も多く手掛けています。
一枚で目を惹く美しい作画にはこんな影響があるのかもしれません。

今作のほかにも、映画化もされた『セブンデイズ』や話題作『テンカウント』などを生み出した漫画家さんです。
どれも繊細な絵と、奥行きのあるストーリーで定評のある作品です。

宝井先生の絵に酔いしれながら、花のみぞ知るを楽しんでみてください!

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